それでは、体の設計図、つまり遺伝子から、みなさんの体はどうやって作られるのでしょうか?

ヒトの体の成分(せいぶん)をみてみると、大部分が水分で、次に多いのが「タンパク質(しつ)」です。肉、卵(たまご)や大豆(だいず)といった食べ物にたくさんふくまれるタンパク質は、体の中でアミノ酸(さん)に分解(ぶんかい)されて、それがまた体内でつながって必要なタンパク質になります。

ヒトのタンパク質は、20種類のアミノ酸がひも状につながってできています。いろんな種類のタンパク質を作るために「アミノ酸をどうつなげれば良いのか」。じつは、遺伝子に書かれているのはこの情報なのです。