外来DNA検出法(k-mer法)解析ツールを公開
ゲノム編集作物の実用化をサポート
農研機構は、ゲノム編集作物での外来DNA検出法であるk-mer法の簡易解析ツール「GenEditScan」を無料でウェブ公開したと発表しました 。
ゲノム編集技術を利用して作物を品種改良する際によく用いられる方法では、目的の遺伝子のDNAを切断するための酵素を作る外来DNAが一時的に導入されます。
しかし、実用化するためには、一時的に導入された外来DNAが残っていないことを確認し、主務官庁に情報提供や届出を行う必要があります。
そのため、外来DNAが残存していないことを科学的に証明するための解析ツールが重要になります。農研機構は、外来DNA配列を効率的・高精度に検出できる「k-mer法」を2020年に開発していましたが、データ解析と統計検定の手順が煩雑で、データ解析の専門家でなければ扱えませんでした。
今回公開された「GenEditScan」は、これまでの解析ツールの問題点であった’利用手順の煩雑さ’、’偽陽性を抑える補正機能がなかった’などが主に改良されています。
◎詳細は、農研機構のプレスリリースをご覧ください。
次世代シーケンサーを用いた外来DNA検出法(k-mer法)解析ツール”GenEditScan”を公開(情報公開日:2025年1月22日)