ゲノム編集で日持ちの良いメロン誕生
~廃棄リスクの低減と輸出拡大のメリット~
農研機構は、筑波大学およびサナテックライフサイエンス株式会社と共同で、ゲノム編集によって果実の熟成に関わる遺伝子を不活化することで、日持ち性が良く、食べ頃を調整できるマスクメロンの作出に成功しました。
メロン果実は収穫後にエチレンという植物ホルモンを自ら放出し、それによって軟らかく甘くなりますが、適期を過ぎると傷みも進みます。「追熟が遅く、日持ちするメロン」を目指し、エチレン合成酵素の遺伝子であるCmACO1を標的とし、農研機構と株式会社カネカが共同開発した独自のゲノム編集技術「in planta Particle Bombardment(iPB)法」をメロンに適用したところ、エチレンの放出がほとんど見られないメロンが得られました。
このゲノム編集メロンは収穫後1ヶ月以上経っても果皮は緑色で、果肉も固いままでした。さらに、このゲノム編集メロンをエチレンにさらすことで、3日程度で熟して 食べ頃になることが確認できました。このようなエチレンのよる追熟法は輸入バナナでは一般的に用いられています。必要なときに追熟を行う”オンデマンド型”の流通が可能となるため、廃棄リスクの低減や輸出の拡大にも大きなメリットが期待されます。
◎詳細は、農研機構のプレスリリースをご覧ください。
