ゲノム編集技術は、生物のDNA(ゲノム)の特定の場所を狙って切断し、細胞自身によるDNAの修復機能を利用してDNAを変化させる技術です。DNAの配列を削ったり、DNAの配列を書き換えたり、新しい遺伝情報を追加したりできます。従来の技術と比べ、狙った場所を比較的正確に変更できることが特徴です。
ゲノム編集技術について
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ゲノム編集と遺伝子組換えは、どちらも生物の遺伝情報を人為的に変える技術です。遺伝子組換えは、別の生物などから遺伝子を取り出して導入します。ゲノム編集は、もともと持っているDNAの特定の場所を狙って切断して改変します。
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「ゲノム編集技術」を用いた品種改良 -
DNAの変異そのものに違いはありません。変異の起こし方が異なります。自然に起こる変異は、DNAの複製ミスや紫外線などによって偶然生じたものです。一方、ゲノム編集では、特定のDNAの場所を狙って人為的に変異を起こします。そのため、ゲノム編集は「どこに変異を起こすか」を選べる点が大きな違いです。
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さまざまな品種改良の方法 -
従来の方法では、ゲノム編集のように特定の遺伝子を狙って変えることは基本的にできません。放射線や化学物質を利用すると、DNAのさまざまな場所でランダムに変異が起こります。
ゲノム編集農作物・食品の研究開発について
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農業分野では、人口増加や気候変動、農地や水資源の不足などにより、安定した食料生産が求められています。ゲノム編集技術を用いると、作物の性質に関わる特定の遺伝子を狙って変化させることができます。そのため、病気や暑さ、乾燥に強い作物や、収穫量・栄養価の高い作物を効率よく開発できる可能性があります。
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ゲノム編集作物は、まず改良したい性質に関係する遺伝子を特定し、ゲノム編集技術でその遺伝子があるDNAの狙った場所を編集します。ゲノム編集された細胞から植物を育て、目的の性質が現れているか確認します。さらに、狙った場所以外のDNAに予期しない変化がないか、成分や栄養価に問題がないか、アレルギーを引き起こす可能性がないかなどを調べ、安全性を確認します。その上で、食品や農作物として利用できるか判断します。
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最新バイオテクノロジー「ゲノム編集技術」を用いた品種改良 -
これまでの品種改良では、異なる品種を交配し、子孫の中から目的の性質を持つ個体を選んでいました。しかし、交配では多くの遺伝子が同時に偶然に変化するため、特定の遺伝子だけを狙って変化させることは困難でした。一方、ゲノム編集では、DNA上の特定の場所を狙って遺伝子を変化させることができます。そのため、ゲノム編集技術を用いることで、目的の性質を持つ作物を、より効率的に作り出せる可能性があります。
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さまざまな品種改良の方法 -
「日本の承認・確認状況」のコーナーからご覧いただけます。
ゲノム編集作物の規制と安全性の考え方について
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「国内での取り扱いルール」のコーナーからご覧いただけます。
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ゲノム編集食品の安全性は、最終的にどのような遺伝子変化が起こったかを基準に考えます。アレルギー物質や有害物質が新たに生じていないか、栄養成分に問題がないかなどを確認します。自然に起こる変異と同程度の変化で、外来遺伝子が残らない場合は、従来の食品と同程度の安全性があると考えられています。
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オフターゲット変異とは、ゲノム編集で狙った遺伝子とは別の場所に、意図せず変異が起こることです。ゲノム編集作物を開発する際は、交配・選抜や分析によって、オフターゲット変異をもつものは研究段階で取り除いています。さらに、有害な物質が増えていないか、栄養成分に変化がないかなどを確認しています。したがって市場に出されるゲノム編集作物において、オフターゲット変異のリスクは低いと考えられています。
