基礎・基盤研究技術の開発

ブリヂストン、天然ゴムの新たな供給源として期待される植物「グアユール」のゲノム編集個体の作出に世界で初めて成功

【2026年10月30日】

株式会社ブリヂストンは、九州大学との共同研究で、天然ゴムの新たな供給源として期待される植物「グアユール」のゲノム編集個体の作出に世界で初めて成功しました。この技術を活用し、ゴム生産性の向上につながる品種改良の加速を目指しています。

現在、天然ゴムの主な供給源であるパラゴムノキは、東南アジアなどの高温多湿な熱帯地域に栽培地が限られているほか、気候変動や病害の影響を受けやすいという課題があります。
一方、グアユールは水資源の乏しい乾燥地域でも栽培可能なことから、天然ゴム供給源の多様化に貢献することが期待されています。しかしグアユールは栽培化・育種がまだ十分に進んでおらず、単位面積当たりのゴム収量が低いことが実用化に向けた大きな課題となっています。

今回の成果により、グアユールの実用化が加速し、天然ゴムの安定供給に寄与する可能性があります。将来的には、気候変動や病害による供給リスクの低減に加え、持続可能な資源利用や循環型社会の実現を後押しするなど、大きな社会的インパクトが期待されます。