ゲノム編集技術を用いた農林水産物を考えるシンポジウム ~農林水産分野におけるゲノム編集技術の新たな可能性~

【イベント】
ゲノム編集技術を用いた農林水産物を考えるシンポジウム
~農林水産分野におけるゲノム編集技術の新たな可能性~

【概 要】
2020年のノーベル化学賞を受賞した「ゲノム編集技術」は、従来の育種技術でも起こり得る変化を意図的に行うことで品種改良を効率化する技術であり、今後の育種に必要な技術です。一方、新規技術であるゲノム編集技術に対しては、安全性や生物多様性への影響を心配する声もあることから、消費者の方々を始めとした国民の皆様の理解を得ながら活用を進めていく必要があります。このシンポジウムでは、消費者等の方々にゲノム編集技術を知っていただくことと、開発者の方々にゲノム編集技術を用いた農林水産物の利用に関する手続等を知っていただくことを目的に、専門家等による講演や行政からの情報提供を行います。また、シンポジウムの最後に、参加者から事前にいただいた質問にお答えします。

【開催日時】令和2年12月25日(金曜日)13時00分~15時30分

【内 容】
(1) 冒頭講演:ゲノム編集技術の社会実装と農林水産業の未来像
(農林水産省農林水産技術会議事務局長 菱沼義久 氏)
(2) 植物育種の歴史とゲノム編集技術への期待
(一般社団法人日本育種学会 会長 大澤良 氏)
(3) ゲノム編集技術を活用した農林水産物の利用に係る手続等
(農林水産省、厚生労働省、消費者庁)
(4) GABA高蓄積トマトの開発と今後の展望
(サナテックシード株式会社 取締役最高技術責任者 江面浩 氏)
(5) ゲノム編集技術を用いた農林水産物への期待とコミュニケーションの課題
(科学ジャーナリスト 松永和紀 氏)
(6) あらかじめいただいた質問への回答

【参加方法】
YouTubeによるライブ配信 (参加費は無料)。視聴回線数に制限はありません。農林水産省、あるいは消費者庁のいずれかのホームページから「参加申込要領」に沿ってお申込みください。なお、参加にあたっては留意事項を遵守することが求められております。お気を付けください。


※バイオステーションでは、このシンポジウムに関連した様々な情報について解説記事を用意してあります。ご参考としてください。
【BS速報】ゲノム編集食品・作物、国内初めての届出
ゲノム編集とは
作物が作られた長い歴史
最新バイオテクノロジーを使った品種改良-ゲノム編集技術を用いた品種改良-
ゲノム編集の国内での取扱いルール