ゲノム編集により作出された「高成長ヒラメ」が厚生労働省と農林水産省に届出・情報提供されました

2023年12月25日、リージョナルフィッシュ株式会社(京都大学のスタートアップ企業)によって、ゲノム編集技術を利用して開発された「高成長ヒラメ」が、ゲノム編集技術を応用した食品として厚生労働省と農林水産省へ届出を完了したと発表されました。

今回は、ゲノム編集食品の産業利用を目的とした届出としては6例目、魚類としては2021年に同社により届出された「可食部増量マダイ」「高成長トラフグ」に続き3種目となります。

◎詳細に関しては、リージョナルフィッシュ株式会社のプレスリリースをご覧ください。

国内のゲノム編集生物の取扱いについて
ゲノム編集生物は、生物多様性への影響および食品の安全性の観点から環境省、厚生労働省がそれぞれ規制上の取扱いを決めています。
環境省から2019年2月に発表された「ゲノム編集技術の利用により得られた生物であってカルタヘナ法に規定された「遺伝子組換え生物等」に該当しない生物の取扱いについて」を受けて、農林水産省は「ゲノム編集生物の取扱い」について制度を定めました。また、厚生労働省は、食品衛生法に基づき「ゲノム編集技術応用食品の取扱い」に関する制度を定め、同年10月から制度が運用されています。

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