アーカイブ 最新 2026年2024年2023年2022年2021年2020年2019年 カテゴリー 全て 行政大学・学会その他研究所キッズ規制 2023.02.24 その他行政 英国のROTHAMSTED RESEARCHが、欧州初のゲノム編集コムギの屋外試験を完了 2023年2月13日 英国のROTHAMSTED RESEARCHが、アスパラギンを低下させたゲノム編集コムギの屋外試験を完了したことを発表しました(参考資料1)。 CRISPR/Cas9を用いて、アスパラギン合成酵素であるTaASN2を改変することで、穀物中のアスパラギンが低下したコムギを開発しました。アスパラギンが減少することで、加熱調理する際に発生するアクリルアミド(参考資料2)の低下にもつながります。 本コムギは2021年8月3日に、英国 環境・食糧・農村地域省(Department for Environment, Food & Rural Affairs)より、一部制限や条件に従った上での屋外利用について同意を受けており(参考資料3)、英国ハートフォードシャー州にて試験栽培が行われていました。 ROTHAMSTED RESEARCHにおけるゲノム編集コムギの屋外試験は、2026年まで計画されているそうです(参考資料4)。 ゲノム編集コムギの屋外試験は、欧州初であることや人に対しておそらく発がん性があるとされているアクリルアミド(参考資料5)が低減*していることから、今後の動向にも注目が集まります。 *ROTHAMSTED RESEARCHは、ゲノム編集コムギのアスパラギン(アクリルアミドの前駆体)は対照品種「Cadenza」と比較して最大で50%まで低下、調理した際に生成されるアクリルアミドは最大45%まで減少したと報告しています(参考資料1)。 <著者: 森山 力(農研機構)> …